マイケル後編

カフェくくる うるとらまん

2013年11月12日 15:30

マイケル前偏http://kukuruno.ti-da.net/e5496211.htmlです。


2012年2月 ~2013年 10月 マイケルを中心にまとめてみました。
2月1日

マイケルとSさん、一時期うまくいかないことがありました。
人の三倍働くSさん、マイケルのスローな仕事にイライラしました。
心の病は理解し難く なまけものにみえたのでしょう。
作業を分断したらSさんは自分のペースで仕事ができるのでイライラがなくなりました。
ですが若干、二人には不協和音がありました。しかし、Sさん、マイケルが仕事を彼なりに頑張っていることを理解するようになり話をすることがなかった二人でしたがマイケルに料理を教え始めました。
心を開いたSさんも偉い、わだかまりなく、素直に料理を習ったマイケルも偉いと思いました。


2月8日 

うるとらまんとマイケルはくくるで音楽を教えてくれているCさんが経営する居酒屋でお酒を飲んでいます。
Cさん、自分にとって音楽とは何かを語ってくれました。
離婚し何もかもいやになった時期がありました。自殺未遂を2回しました。人と会うことができませんでした。精神病院にぶち込まれました。
金網の中にいました。ふと見るとギターがありました。私は看護士にギターを貸してくれと頼みました。イルカのなごり雪を歌いました。
歌っているとき一人の女性が私に近づいて私のそばで歌を聞いてくれました。看護士さんが驚きの顔で私に問いかけました。
看護士 「なにがあったんですか」
Cさん 「なにがって、ただギターを弾いていただけですよ」
看護士 「彼女は17年間、この病院で食事のとき以外は、ずっと歩いているだけで立ち止まったことがないのですよ」
それから、この病院では音楽の力に着目し毎週土曜日はカラオケ大会をするようになりました。
ただ自分の心の隙間を埋めるための音楽から人に喜んでもらう音楽をと考えるようになりました。
子供達が離婚しても、世界でお父さんはひとりだけだよ。の一言に心に何かがはじけました。
やがて退院しました。有名になりたいとかCDを売りたいとかの気持ちは消えました。
人に喜んでもらえる音楽、自分が楽しむ音楽をもとめるようになりました。

4月3日

マイケル、神響さんが一曲一曲に真剣に歌っているのに驚いた様子です。
 マイケル
   神響さん、3曲あんなに力こめて歌ったたら疲れちゃうよ。  俺は疲れないように省エネギターだけど。
 神響さん 
   聞いてくている人に感謝の思いで歌っている。    
 マイケル
   ケントミのトミさんもすごい!ガンで体がきついのに、太鼓のバッシが 飛び散るほど太鼓をたたいている。
   あんな小さな体のどこにパワーがあるのだろう。


6月5日
ある行政の関係者Tさんが、マイケルに会いにきた。

 心の病を抱えている人の応援をしているTさんはマイケルがくくるのスタッフとして頑張っていることを大変喜んでくれた。
 そんなマイケルに、同じ心の病を持ち家から出れない方々の家庭訪問してほしいとお願いした。
 音楽の話ならできる。くくるではライブしているので誘うことはできる。いっしょにギターでもひいて遊ぶことなら いいよと社会復帰への手助けになるのなら と答えた。自分ができることで少しでも人が喜んでもらえるならの気持ち、とてもすばらしいことだとおもいます。







彼が元喜になったのは音楽と仲間の力だ。
毎週火曜日はかんちゃんのフオークライブの日だ。マイケルはかんちゃんとギターを演奏しているときは輝いている。
公的機関の職員とは世話している、指導している、世話されている、指導されている関係になりがちだ。
かんちゃんにはそれがない。同じ音楽を愛する仲間と同一に接してくれている。普天間高校時代の仲間と楽しむマイケルです。




12月8日

マイケルは元気がありませんでした。そんなマイケルに宮城さんは激励ライブスケジュールのメールを送っていました。
宮城さんのメールは頑なに閉ざしていたマイケルの心にヤル気を与えてくれました。
首から下が全く動かない宮城さんは口にストローのようなものをくわえパソコンを操作します。自分ができることを精一杯、誠実にする宮城さんにマイケルは確かなものを感じたと思います。


マイケルは宮城さんに 「いつも連絡のメールありがとう」とお礼を言いました。
長年、心の病を患っているマイケルにとって「ありがとう」の一言を言うことは簡単ではありません。




昨日,かんちゃんのスナックなごり雪でライブありました。マイケル初の有料ライブです。それは彼の夢でした。


普天間でくくるの乙女と神響ライブしました。マイケルも一緒に参加しました。
神響さんのギターと歌声にお客様はお大喜びです。
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