ろう者のくくるの乙女バンド
耳が聞こえないくくるの乙女の誕生
くくるの乙女のバンドを結成したきっかけ
一つ
過去のブログから転載します。息子は保育園で歌を覚え楽しそうに歌います。家内は、自分にできない事ができる息子をたくましく思えたのか、ただ 微笑んで息子を見つめていました。
家内は学校の音楽の時間でのいじめの後遺症で音楽は嫌いです。
今の歌は何?聞いてきます。
「赤とんぼだよ」と答えました。耳が聞こえないから仕方がないと思いました。息子が楽しそうに歌っていることを喜んでいる家内をみているだけで幸せを 感じていました。
こんなやりとりがしばらく続いたある日、家内は息子が歌う、こいのぼりの歌に合わせて歌いだしました。リズムは滅茶苦茶でした。
でも一生懸命歌っていました。息子の唇の動き、身体の振動で音楽を感じていました。息子は今まで黙って聞いていた母親が突然、一緒に歌いだし たのが嬉しかったのでしょう。大喜びで段々声が大きくなりました。 何度も歌っていました。
命の底では音楽を求めているとおもいました。
二つ
お客さん、ピアノの演奏にうっとりしていました。純子さんが言いました。「健聴者は音楽を聞いて泣いたり笑ったりするけど、どうして?」
好奇心旺盛な純子さんは、それが知りたくて、感じたいようでした。
耳が聞こえないからできるわけがない、無理だ、だけど、やれるものならやってみたいとのくくるの乙女達の心の葛藤が3ヶ月ほど続き悩みぬいた末 2011年2月2日くくるバンドが結成。テレビで紹介されていました。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=wYXUrdZdRRI
くくるの乙女結成の頃の様子がいくちゃんのブログで紹介されています。
2011年2月6日
聴覚に障害をもった人 四人がダンスの主人公です いいね~ どういうダンスを見せてくれるか楽しみ ワクワク
初めてのダンスをするにあたって 手にしたテキストは…
なんと ヒップホップのマニュアル本でした~
私はテキストをめくる前にこんな早いテンポで大丈夫かいな…
なんてことない DVDを手本にすばらしい踊りを見せてくれました
聴こえてないはずなのに なんて リズムののりがいいんだろう
ここで持ち上がったのが ダンスは なんとか 踊れそうだ
では 演奏する曲の リズムをどうつたえるか
ウルトラマンさん簡単に太鼓たたけば 振動や音でなんとかつたわるんじゃないかって思ってました 私も 太鼓の 「どんどん」という音や 振動なら 分かる気がしたんだけど
太鼓の皮を普通にたたくと 音がにぶく広がり
つながってしまうようで区切りがわからないとか
きっと「 ぼぉ~んぼぉ~んぼぉ~ん 」って感じなのかな
それならと
太鼓の角をバチでたたくと
カツン カツンという少し高い音がするが
その音が聞こえないという
これなら聞こえるだろうと取り出した
シンバルをバチでたたく甲高い音は 意外にもきこえない人の方がおおかった
結局三人揃ってきちんと聞こえる音を見つけることが出来ないままスタート
ダンスのDVDでだいたいの動きはつかめた
一緒にダンスに参加するよう誘われて とりあえず後ろのほうで真似てみるiku…あらら 難しすぎて私には無理だわ
しょうがないんで太鼓をたたくマイケルの隣で手拍子をたたいて「見る」リズムをとってみた
ありゃりゃ
みんなから遅いって…突っ込まれてしまいました
お恥ずかしい・・(///ω///)
聞こえる私のリズム感が 聞こえない皆のリズムを狂わせるかもしれない…なんて怖いことでしょう
みんなの邪魔になることのないように
キッチンに入って山積みの 食器洗いをこなしたんで 少しは お役にたてたと満足してますが・・・笑
2011年3月10日
4月25日のケントミコンサートに出演させてもらえることになりましたが耳が聞こえないから無理だと言い出しました。
吉澤直美さんに相談しました。
彼女は、凄まじいパワーで一度決めた目標はあきらめるなとものすごい気迫で一喝!!
あの細い体のどこにこんなパワーがあるんだと圧倒されました。
それがトミさんに似ているんです。
お二人とも体は小さいのですが、ここが勝負との時の集中力、爆発力は圧巻です。
そして、厳しいことをいいますが相手を思う真心も似ています。
吉澤さんの叱咤激励に、もう一度彼女達と話し合いくくるの乙女は猛練習をしました。
<
2011年1月18日琉球新報の流流(希望あふれる人々 青い鳥を探して)にほぼ1ページカラーでくくるのことくくるの乙女がバンド活動に挑戦している ことが紹介されました。
チケットを買ってきてくれるお客さんに
に知名度〇のくくるバンドが出演するのはお客さんに失礼だとのっことで
出演中止を言われました。
大会3週間前、すべてのスケージュールが決定される最終日がきました。
関係者にくくるの乙女の演技を見てもらうようお願いし了承されました。
関係者は、手話歌を見たことある人はいません。演技が披露される前は、退屈そうな顔をしていましたが 演技が始まった瞬間、手の動き、顔の表情に 歌の思いがビンビン伝わってきたことに関係者全員が驚嘆しGOサインでした。
2011年4月頃のことです。
うちの家内が、時をみつめての曲は、補聴器を頼りに音を拾えることができるようになった。
補聴器をつけると音は聞こえるが、音を認識するには訓練が必要だ。周波数の合わないラジオを聴いているようなも
ので聞こえる音(家内は低音と高音は聞こえない)をつなぎ合わせて それを音楽にしていかなければならない。忍耐の要る作業である。
CDを聞いて音を拾い出すことができた家内だが沖縄市民会館でのリハーサルでは音を拾えることは、まったくできなかった。
4人とも顔が真っ青になってしまった。
音響担当のかたと相談した。彼ら音響のプロといえども困惑していた。、
くくるの乙女はすごい、それでも諦めなかった。できる方法、練習を最後の最後まで模索した。
いよいよ本番!先日、友人からコメントを届けてくれた。紹介したい。
直美さんのブログからの転載です。
沖縄市民会館大ホールを満員にし、立ち見まででていました。
さらには 耳の聞こえないくくるの乙女4人(ろうあの方)が
ハンディを感じさせずに リズムをとりダンスを披露しました
素晴らしかった!
その熱心な練習の繰り返しは出番直前まで
1秒でもおしいかのように
繰り返し繰り返し、もう休んだらということもせずに
それは頭が下がるほどに練習していました
そして見事に成功させました
これは大奇跡なのです(^^)
4人の女性たちは耳が聞こえないことを
感じさせずに
舞台に立ちダンスでコラボレーションしました
歌い終わるまで
私は舞台のすぐそばで
涙ぐるぐるしてました
あまりの感動にのどもひっくひっくと泣きそうでした。
これはカフェくくるのみなさんが
ケントミコンサートで歴史を創ったメモリアル
これから
さまざまな形で
多くの人に新しい希望をつなぎました
彼女たちが楽屋でも
出番直前までも
繰り返し繰り返し休むのを惜しむように
練習していた姿を忘れません
そして大きな喜びの世界を
多くの人と心から結びました
ありがとう!感謝感激感動をにふぇーでーびる♪
一つ
過去のブログから転載します。息子は保育園で歌を覚え楽しそうに歌います。家内は、自分にできない事ができる息子をたくましく思えたのか、ただ 微笑んで息子を見つめていました。
家内は学校の音楽の時間でのいじめの後遺症で音楽は嫌いです。
今の歌は何?聞いてきます。
「赤とんぼだよ」と答えました。耳が聞こえないから仕方がないと思いました。息子が楽しそうに歌っていることを喜んでいる家内をみているだけで幸せを 感じていました。
こんなやりとりがしばらく続いたある日、家内は息子が歌う、こいのぼりの歌に合わせて歌いだしました。リズムは滅茶苦茶でした。
でも一生懸命歌っていました。息子の唇の動き、身体の振動で音楽を感じていました。息子は今まで黙って聞いていた母親が突然、一緒に歌いだし たのが嬉しかったのでしょう。大喜びで段々声が大きくなりました。 何度も歌っていました。
命の底では音楽を求めているとおもいました。
二つ
お客さん、ピアノの演奏にうっとりしていました。純子さんが言いました。「健聴者は音楽を聞いて泣いたり笑ったりするけど、どうして?」
好奇心旺盛な純子さんは、それが知りたくて、感じたいようでした。
耳が聞こえないからできるわけがない、無理だ、だけど、やれるものならやってみたいとのくくるの乙女達の心の葛藤が3ヶ月ほど続き悩みぬいた末 2011年2月2日くくるバンドが結成。テレビで紹介されていました。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=wYXUrdZdRRI
くくるの乙女結成の頃の様子がいくちゃんのブログで紹介されています。
2011年2月6日
聴覚に障害をもった人 四人がダンスの主人公です いいね~ どういうダンスを見せてくれるか楽しみ ワクワク
初めてのダンスをするにあたって 手にしたテキストは…
なんと ヒップホップのマニュアル本でした~
私はテキストをめくる前にこんな早いテンポで大丈夫かいな…
なんてことない DVDを手本にすばらしい踊りを見せてくれました
聴こえてないはずなのに なんて リズムののりがいいんだろう
ここで持ち上がったのが ダンスは なんとか 踊れそうだ
では 演奏する曲の リズムをどうつたえるか
ウルトラマンさん簡単に太鼓たたけば 振動や音でなんとかつたわるんじゃないかって思ってました 私も 太鼓の 「どんどん」という音や 振動なら 分かる気がしたんだけど
太鼓の皮を普通にたたくと 音がにぶく広がり
つながってしまうようで区切りがわからないとか
きっと「 ぼぉ~んぼぉ~んぼぉ~ん 」って感じなのかな
それならと
太鼓の角をバチでたたくと
カツン カツンという少し高い音がするが
その音が聞こえないという
これなら聞こえるだろうと取り出した
シンバルをバチでたたく甲高い音は 意外にもきこえない人の方がおおかった
結局三人揃ってきちんと聞こえる音を見つけることが出来ないままスタート
ダンスのDVDでだいたいの動きはつかめた
一緒にダンスに参加するよう誘われて とりあえず後ろのほうで真似てみるiku…あらら 難しすぎて私には無理だわ
しょうがないんで太鼓をたたくマイケルの隣で手拍子をたたいて「見る」リズムをとってみた
ありゃりゃ
みんなから遅いって…突っ込まれてしまいました
お恥ずかしい・・(///ω///)
聞こえる私のリズム感が 聞こえない皆のリズムを狂わせるかもしれない…なんて怖いことでしょう
みんなの邪魔になることのないように
キッチンに入って山積みの 食器洗いをこなしたんで 少しは お役にたてたと満足してますが・・・笑
2011年3月10日
4月25日のケントミコンサートに出演させてもらえることになりましたが耳が聞こえないから無理だと言い出しました。
吉澤直美さんに相談しました。
彼女は、凄まじいパワーで一度決めた目標はあきらめるなとものすごい気迫で一喝!!
あの細い体のどこにこんなパワーがあるんだと圧倒されました。
それがトミさんに似ているんです。
お二人とも体は小さいのですが、ここが勝負との時の集中力、爆発力は圧巻です。
そして、厳しいことをいいますが相手を思う真心も似ています。
吉澤さんの叱咤激励に、もう一度彼女達と話し合いくくるの乙女は猛練習をしました。
<
2011年1月18日琉球新報の流流(希望あふれる人々 青い鳥を探して)にほぼ1ページカラーでくくるのことくくるの乙女がバンド活動に挑戦している ことが紹介されました。
チケットを買ってきてくれるお客さんに
に知名度〇のくくるバンドが出演するのはお客さんに失礼だとのっことで
出演中止を言われました。
大会3週間前、すべてのスケージュールが決定される最終日がきました。
関係者にくくるの乙女の演技を見てもらうようお願いし了承されました。
関係者は、手話歌を見たことある人はいません。演技が披露される前は、退屈そうな顔をしていましたが 演技が始まった瞬間、手の動き、顔の表情に 歌の思いがビンビン伝わってきたことに関係者全員が驚嘆しGOサインでした。
2011年4月頃のことです。
うちの家内が、時をみつめての曲は、補聴器を頼りに音を拾えることができるようになった。
補聴器をつけると音は聞こえるが、音を認識するには訓練が必要だ。周波数の合わないラジオを聴いているようなも
ので聞こえる音(家内は低音と高音は聞こえない)をつなぎ合わせて それを音楽にしていかなければならない。忍耐の要る作業である。
CDを聞いて音を拾い出すことができた家内だが沖縄市民会館でのリハーサルでは音を拾えることは、まったくできなかった。
4人とも顔が真っ青になってしまった。
音響担当のかたと相談した。彼ら音響のプロといえども困惑していた。、
くくるの乙女はすごい、それでも諦めなかった。できる方法、練習を最後の最後まで模索した。
いよいよ本番!先日、友人からコメントを届けてくれた。紹介したい。
直美さんのブログからの転載です。
沖縄市民会館大ホールを満員にし、立ち見まででていました。
さらには 耳の聞こえないくくるの乙女4人(ろうあの方)が
ハンディを感じさせずに リズムをとりダンスを披露しました
素晴らしかった!
その熱心な練習の繰り返しは出番直前まで
1秒でもおしいかのように
繰り返し繰り返し、もう休んだらということもせずに
それは頭が下がるほどに練習していました
そして見事に成功させました
これは大奇跡なのです(^^)
4人の女性たちは耳が聞こえないことを
感じさせずに
舞台に立ちダンスでコラボレーションしました
歌い終わるまで
私は舞台のすぐそばで
涙ぐるぐるしてました
あまりの感動にのどもひっくひっくと泣きそうでした。
これはカフェくくるのみなさんが
ケントミコンサートで歴史を創ったメモリアル
これから
さまざまな形で
多くの人に新しい希望をつなぎました
彼女たちが楽屋でも
出番直前までも
繰り返し繰り返し休むのを惜しむように
練習していた姿を忘れません
そして大きな喜びの世界を
多くの人と心から結びました
ありがとう!感謝感激感動をにふぇーでーびる♪